使っているパソコンの動きが鈍くなってくると、何かとやきもきするものですよね。特に今の時期は、リモートワーク推進などによりパソコンを使う機会が前より増え、新しいアプリもインストールしたりして、そういう状態になってしまう方もおられると思います。
そうすると、買い替えるしかないのか?と思いがちですが、結構費用もかかりますし、二の足を踏んでしまうこともありますよね。その場合には、HDDからSSDの換装も考えてみてください。数年前と比べるとかなり価格が下がり、手に入れやすい価格になっています。
わたしがHDD > SSD換装した理由
わたしは3年前にパソコンを購入しました。当時としては中級~高級の間に当たるランクのパソコンでしたので、当分使えるだろうとタカをくくっていましたが、最近動作が遅くなってきてしまいました。頻繁にアップデートされるAdobe Illustrator や Photoshop の影響もあるのかなと思います。(自分では使わないだろうと思う機能もどんどん追加されていきます…)
メモリの増設などでしのいでいましたが、Windowsの起動とHDDが落ち着くまでに4~5分かかってしまうようなこともあり、これは困ったと思っていました。それで、前から気になっていたSSDへの換装を実行してみました。
選んだ機種と手順
Crucial の MX500 というシリーズの1TB(CT1000MX500SSD1JP)です。もともとのHDDが1TBだったので、同じ容量を選びました。1万4千円くらいだったとおもいます。でもポイントやらなんやらで、最終的には1万2千円台で購入出来ました。
わたしのPCには、空きのSATAコネクタがあったので、そこからデータを移し替えましたが、そういうものがない場合、ノートPCなどの場合は、USB接続でのデータ換装が良いと思います。わたしがこのSSDを購入した時は、ASKのケースがおまけでついてきました。ちょっと使ってみましたが、割と使い勝手よかったです。
データ換装には、Crucialがネット上で提供するソフト ≪Acronis True Image for Crucial≫ を使います。OSにCrucialの製品が1つ以上つながっていることが条件ですが、使い勝手の良いソフトです。設定自体は数分で済みました。あとは、データが換装されるのを待つのみです。
SSD換装の効果!
自分の場合はデータ換装に1~2時間かかったでしょうか。SSDにするとなんと不思議!(いや不思議でもないのですが)今まで数分かかっていたWindowsの起動が、1分以内で起動するようになりました。これはかなり心地よいです。以前はパソコンと言えば起動に時間がかかるものだと、認識していましたが、最近はスマホやタブレットの登場で、使いたいときにすぐに起動してくれないとイライラしますよね。SSDに交換するとまさに『使いたいときにすぐ起動してくれる』印象になります。
他の部分でも、わりとキビキビ動くようになった印象で、個人的には満足しています。
SSD換装ですべてが解決するわけではない
ただ、すべてのソフトが2倍も3倍も動作が早くなるわけではないので、そこは過度の期待はできません。元々ソフトが軽量な場合は、HDDでも十分の速度で動きます。ですからSSDに変えても劇的に速度が上がることはないように思えます。
また、動画や画像データのコーディングなど、パソコンのCPUやGPUに負荷をかけるようなソフトの場合は、それらの能力がネックになる場合もあると思います。こうした場合に快適さを求めるには、メモリの増設を検討してみます。それでも難しそうな場合は、やはり新しい高機能のパソコンに買い換える方向性になると思います。
おもちのパソコンの発売時期にもよりますが、ここ数年のパソコンで、最近起動が遅くなってきたケースは、SSD換装で改善する場合もあると思います。費用とのバランスも大切ですので、もしお困りの場合はお問い合わせください。
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