いつも疑問に思っていたこと。
英語の発音はなぜ、文字そのままの発音じゃないのか?ってこと。
たとえば、make は ローマ字読みだと マケ とよんでもよさそうだけど、メイク と読む。
port は ポルト だけど ポート。
日本人にとっては複雑に見える、この発音が 学生時代に英語嫌いを誘発したり しますよね。
ローマ字、つまりラテン文字は英語の成り立ちよりも古いはずだから、学校で習うローマ字読みの方が本家(伝統的?)。だから、一つの考え方として、「英語をローマ字読みしたってなにも恥ずかしいことはない!読み方を変えてしまったのは彼ら(英語を話す人たち)の方なんだ!」と意地を張ってみたり、「むかしむかし、英語を話していた誰かが、もっとオシャレ~にしゃべりたいか、ほかの人と違ったしゃべり方をしたいがために、ローマ字読みじゃない読み方を編み出したんだ!」というとんでもない自説を作ったりして 変に納得していました。
ふっと気になって 今日 調べてみると、上記の自説は、遠くもないけど、合ってもいないということがわかりました。
その昔、英語の発音は、ローマ字読みに近かったそうな。しかし、ある時期、「大母音推移※」という事件(?)が起こって、今のような発音になったということらしい。
ざっくりいうと、現在の発音は、一説によると主に一般民衆によって話されていた英語で、それがある時期から主流となって今の発音体型に近くなってきた。古い英語に残っていた複雑な文法や決まり事も減ってゆき、英語にない言葉は積極的にフランス語(ノルマン語)や他の言語から借用してゆき、今の英語が出来上がっているそうな。(本当にざっくりですみません)
ということは、現在の英語というのは、合理的に、使いやすく、どんどん変化してきた言葉なんだなぁと思いました。
で、自分なりの勝手な結論。
やっぱり、英語を身構えて勉強する必要はない!
これは言語全般に言えることですが、ことばとは生き物であり、たとえば間違えた言葉を使ってしまった!と思った言葉でも、20年30年後にはそれが標準になっているかもしれないし、おそらく歴史の先人たちも、そうやって失敗や試行錯誤を繰り返しながら言語を洗練したり、外国語を身に着けていったはず。
ということで、今後もマイペースに(学生のようにテストがあるわけではないので)のんびり英語を勉強していきたいと思います。
※大母音推移…wikipediaをどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AF%8D%E9%9F%B3%E6%8E%A8%E7%A7%BB
※参考文献 英語の歴史/英語の成り立ちhttp://www.globalheart24.com/english.htm